新しくMacBookを購入しました。初期設定を色々としないといけなかったので備忘録も兼ねて設定手順を書きます。
こういう設定は正解もないですし、あまり教わる機会もないので参考になればと思います。
初心者エンジニアの方でこれを真似してご自身のスタイルを模索してはいかがでしょうか。先輩エンジニアの皆さんには是非おすすめ設定等ありましたら教えて頂きたいです。また、少しでも参考になる部分があれば幸いです。
(随時更新)
環境
- MacBook Pro 2019
- OS: Catalina 10.15.1
- USキーボード
- Vimつかい
大きく上記環境に依存することはないと思いますが、部分的に差異が出る可能性があります。
目次
- システム環境設定
- Finder設定
- homebrewの準備
- zshの設定
- アプリケーションのインストール
- vimの設定
- iTerm2の設定
- gitの設定
- PHPの環境構築
- Rubyの環境構築
- Pythonの環境構築
システム環境設定
デスクトップとスクリーンセーバ
- デスクトップ: ソーラーグラディエント
- スクリーンセーバ: Arabesque
- ホットコーナー (ウィンドウの右下辺りにある)
- 左上、右上: Mission Control
- 右下: Launchpad
Dock
- サイズ: 「小」よりに調節
- 画面上の位置: 左
- 「Dockを自動的に隠す/表示」にチェックを入れる
- 「起動済みのアプリケーションにインジゲータを表示」のチェックを外す
トラックパッド
- 「ポイントとクリック」
- 「調べる&データ検出」: チェックを外す
- 軌跡の速さ: 「速い」側に完全によせる(最速)
- 「その他のジェスチャ」
- 「ページ間をスワイプ」と「フルスクリーンアプリケーション間をスワイプ」以外のチェックを外す
アクセシビリティ
- 「ポインタコントロール」タブ
- タブルクリック間隔: 「速い」側に完全によせる(最速)
- トラックパッドオプション
- スクロールの速さ:「速い」側に完全によせる(最速)
- ドラッグを有効にする: 「ドラックロックあり」を選択
キーボード
- 「キーボード」タブ
- キーのリピート: 「速い」側に完全によせる(最速)
- リピート入力認識までの時間: 「短い」側に完全によせる(最短)
- 修飾キー(ウィンドウ右下): 「Caps Lock」→「Control」
- 「ショートカット」タブ
- 「Spotlight」→「Spotlight検索を表示」: 「Option + Space」に変更
- 「入力ソース」タブ
- defaultのものは使わずに「Google 日本語入力」を使用(以下の手順でセッティング)
- Google 日本語入力からインストール
- インストール出来たら「U.S.」と「ひらがな(Google)」の2つだけにする
- 一旦、再起動すると反映される
省エネルギー
- 「バッテリー」タブ
- 「ディスプレイをオフにするまでの時間」: 1時間
- 「バッテリー電源使用時はディスプレイを少し暗くする」チェックを外す
- 「電源アダプタ」タブ
- 「ディスプレイをオフにするまでの時間」: 1時間
サウンド
- 「サウンドエフェクト」タブ
- 主音量: 消音
- メニューバーに音量を表示: チェックを入れる
Finder設定
環境設定
( 左上タブ 「Finder」→ 「環境設定」)
- 「一般」タブ
- 「デスクトップに表示する項目」: すべてのチェックを外す
- 「新規Finderウィンドウで次を表示」: 「ホームディレクトリ」(家アイコン)
- 「サイドバー」タブ
- ホームディレクトリ(家のアイコンとユーザー名)のチェックを入れる
- 「ハードディスク」にチェックを入れる
- 「詳細」タブ
- 「すべてのファイル名拡張子を表示」にチェックを入れる
隠しフォルダを表示
ついてでにLibraryの表示も。以下のコマンドをターミナルに打ち込む
$ defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles -bool YES $ chflags nohidden ~/Library/ $ killall Finder
デスクトップでファイル非表示
$ defaults write com.apple.finder CreateDesktop -boolean false $ killAll Finder
homebrewの準備
Command Line Toolsのインストール
$ xcode-select --install
homebrewのインストール
$ ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
バージョンを確認出来たらインストール完了。
$ brew -v
zshの設定
以前はMacのデフォルトシェルは bash
でしたが、デフォルトがzsh
になったためこの項目はスキップ。
defaultシェルの変更
もし、bash
の場合は変更
$ chsh -s /bin/zsh
ターミナルを立ち上げ直すとzsh
に変わる
補足
現在のシェルの確認方法。
% echo $SHELL /bin/zsh
zshrcの設定
.zshrc_kuboshizumaを.zshrc
としてホームディレクトリに置く。
.zshrc_mac_kuboshizumaを.zshrc_mac
としてホームディレクトリに置く。
$ source ~/.zshrc
として設定を読み込む。
補足
zsh compinit: insecure directories, run compaudit for list.
のようなエラーが出た場合の対応
https://qiita.com/ayihis@github/items/88f627b2566d6341a741 macでzshでzsh compinit: insecure directoriesの警告が出る問題 - Qiita
アプリケーションのインストール
homebrew-bundle
を用いて初期に必要なアプリケーションを一括でインストール。
以下のコマンドでインストールが始まる。
$ brew tap Homebrew/bundle
ホームディレクトリにBrewfile
というファイル名で以下のファイルを作成する。
(emacs
使いの皆さんはvim
のような感じでemacs
も追加してみてください)
cask_args appdir: '/Applications' brew 'tmux' brew 'wget' brew 'mysql' brew 'node' brew 'vim' brew 'git' cask 'google-chrome' cask 'firefox' cask 'java' cask 'iterm2' cask 'dropbox'
$ brew bundle
vimの設定
vimrcの準備
vimrc_kuboshizumaをvimrc
としてホームディレクトリに置く。
プラグイン管理
$ mkdir -p ~/.vim/bundle $ git clone git://github.com/Shougo/neobundle.vim ~/.vim/bundle/neobundle.vim
vim を開いて
:NeoBundleInstall
補足1
プラグイン自体の説明はあまりここではしませんが、vimを開いて「ctr + o」とか「ctr + e」とかしてファイルを変えるのはよくやるのでコメントしておきます。 あと以下のようにすればes6シンタックスにも対応出来ます。
:set filetype=javascript
ついでに、プラグインではなく.vimrc
の設定ですが、「; + v」、「; + s」で画面分割も出来るので便利だと思います。
vimの設定に関しては慣れた人は自身の好きな設定があると思いますのでそれを適用させてください。これから使い始めるかたはここで紹介したものをベースにいらないものは捨て、よさそうなものを試して追加していくことをおすすめします。
補足2
.vimrc
内でShougo/neobundle.vimを使用しているeval:30: warning: constant ::Fixnum is deprecated
のエラーはIn ruby 2.4+ Fixnum is deprecated, change to Integer #1で解決する
iTem2の設定
「iTerm2」 →「Preferences」から設定ウィンドウを開く。
- 「Profiles」タブ
- 「Colors」タブ
- Minimum Contrast やや右側よりに設定する
- 「Window」タブ
- Transparency: ちょっと「transparent」側にする
- 「Settings for new window」: columns 90, Rows: 30
- 「Terminal」タブ
- Scrollback Buffer
- Scrollback Lines: 10,000
- Notifications
- Silent bell: チェックを入れる
- Scrollback Buffer
- 「Colors」タブ
僕はターミナルの代わりに「iTerm2」を使っています。
gitの設定
gitの諸設定
.gitconfig_kuboshizumaを.gitconfig
としてホームディレクトリに置く。
ファイル内の[user]
と[core]
のuser_name
、user_email
はご自身のものを入れてください。
githubとの連携
以前書きました以下記事を参照ください。
gitHubでssh接続する手順~公開鍵・秘密鍵の生成から~
PHPの環境構築
MAMPのインストール
MAMPを利用。(「Macintosh」、「Apache」、「MySQL」、「PHP」の頭文字。)
MAMPのサイトよりダウンロード。 インストールまで完了したら「MAMP」を起動して「サーバを起動」をクリックする。(PCを再起動するときは再度「サーバを起動」することになります)
MySQLは基本MAMPのMySQLを今後使っていく。
.zshrc_mac
でaliasをはっているので以下のようにMySQLを使える。
(初期はユーザー名 root
、パスワード root
)
$ mysql -uroot -p root
ポートの変更
これでlocalhost
にアクセスすれば/Applications/MAMP/htdocs
のファイルにアクセス出来るようになる。
Rubyの環境構築
rbenvとruby-build のインストール
brew install rbenv ruby-build
rbenvとreadlineのパスを通す
$ echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bash_profile $ source ~/.bash_profile $ brew link readline --force
readlineを利用してRubyをインストール
$ RUBY_CONFIGURE_OPTS="--with-readline-dir=$(brew --prefix readline)" $ rbenv install 2.7.1
補足
$ rbenv install --list
でインストール出来るRubyのバージョンを表示させることが出来ます。
Rubyのバージョン選択
$ rbenv rehash $ rbenv global 2.7.1. # 必要なバージョン $ ruby -v 2.7.1
必要なバージョンを適宜追加する。
Railsのインストール
ついでにRailsもインストールしておく。
$ gem install bundler $ gem install rails $ rbenv rehash $ rails -v
Pythonの環境構築
以前書きました以下記事を参照ください。
Pythonの環境構築 on Mac ( pyenv, virtualenv, anaconda, ipython notebook )
Dockerのインストール
docker-composeも一緒にダウンロードされる ( Install Docker Compose )
その他 (必要に応じて)
ここまでで一通り出来ましたが、補足的なものを書きます。
Chromeの設定
Bookmarkの設定
-
- Vimium
- Hatena Bookmark
などなど設定してみるとよいと思います。
おすすめのアプリケーション
-
- Text Editorとして
-
- Document管理
-
- Markdownでのメモ。Qiitaとの連携。
終わりに
これだけの設定ができればとりあえず作業出来るのではないでしょうか。
僕個人の環境構築ですが、皆さんのお役に立てれば幸いです。